この記事では、円満な夫婦関係を目指し成長し続ける旦那さんへ
『パートナーの女性の正しい呼び方』
というテーマでお話させていただきます。
パートナーのことを
- 「嫁」と呼んでる方
- 「カミさん」と呼んでる方
- 「妻」と呼んでる方
いろんな方がいると思いますが、実はパートナー(妻)の呼び方には正解があります。
知らず知らずに間違った呼び方をしていて、自分が恥ずかしい思いをしたり、大切なパートナーの女性にも恥を欠かせてしまわないように、ぜひこの機会に一緒に覚えてしまいましょう!
パートナー・配偶者の正しい呼び方とは?
結婚して家族で外出しているときに、バッタリ、親族・知人・友人などに遭遇することが、誰しも一度はあると思います。
そんな時僕は
という風にパートナーを紹介していました。
パートナーの呼び方には
- 妻
- 嫁
- 奥さん
- 女房
- 家内
- カミさん
など、色んな種類がありますよね。
正直どれでも良いと思っていたんですけど、実は正しい呼び方があるのです。では一体どれが正しいのか
一つずつどういう経緯で生まれた言葉なのかについて解説したいと思います。
【呼び方1】「妻」とは、両親が認めた共に生活する女性のこと
「妻」とは、両親が認めた共に生活する女性のことを言います。
パートナーの女性を「妻」という呼び方は、日本最古の歴史書「古事記」にも記されています。
ただ、古事記が編成された奈良時代では現代のように婚姻制度がなく、あくまで「両親が認めた共に生活する女性」を妻と呼んでいたのです。
そして明治時代になった頃、正式に婚姻制度がつくられたことで、「妻」と呼ぶようになったそうです。割と最近なんですね。
つまり、パートナーを呼ぶのに適した言葉なのです。
【呼び方2】「嫁」とは、親が息子のパートナーの女性を呼ぶときに使う呼び方
「嫁」とは、親が息子のパートナーの女性(妻)を呼ぶときに使われる言葉です。
1275年頃の鎌倉時代の「名語記」で、息子の妻を「嫁」と呼ぶようになりました。
嫁の語源は、息子の両親が周囲の方達へ
と紹介するときに使っていた「良い女(よいめ)」が省略され、嫁(ヨメ)になったと言われています。
昔は女(おんな)ではなく、女(め)と呼んでいたんですね。
つまり、自分のパートナーの女性を呼ぶときには適していない言葉なのです。
【呼び方3】「女房」とは、使用人の女性という意味の言葉
「女房」とは、使用人の女性という意味の言葉です。
平安時代、貴族に仕える使用人の女性のこと「女」、その女性が住んでいる部屋を「房」と呼んでいました。
ですが、しばらくして使用人の女性のこと自体を「女房」と呼ぶようになっていきました。
つまり、自分のパートナーの女性を呼ぶときには適していない言葉なのです。
【呼び方4】「奥さん」とは、奥の方の部屋にすむ女性という意味の言葉
「奥さん」とは、奥の方の部屋に住む女性という意味の言葉です。
1562年頃、室町時代の「北条幻庵覚書」に「おくがた」という言葉が記されていて
身分の高い屋敷の主は、パートナーの女性を「奥の方の部屋」に住まわせており、そこで、「奥の方の部屋に住む女性」を「奥方」と呼ぶようになったと言われています。
その後、「奥方」は「奥様」や「奥さん」と変化していって呼ばれるようになったそうです。
つまり「奥さん」は屋敷の主のパートナーを指す言葉になり、他人のパートナーを呼ぶ呼び方のため、自分のパートナーを呼ぶのに適していない言葉なのです。
【呼び方5】「家内」とは、家の中にいる人という意味の言葉
「家内」とは、家の中にいる人という意味の言葉です。
明治時代に会社制度が誕生し、男性は家の外の会社で働き、女性は専業主婦で家の中を守っていました。
そのため、家の外で働く人が自分のパートナーの女性を家の中にいる人という意味で「家内」と呼ぶようになったと言われています。
現代社会では、女性も外で働く機会が増えたため、パートナーを呼ぶのに適していない言葉なのです。
【呼び方6】「カミさん」とは、目上の人を表す言葉
「カミさん」とは、目上の人を表す言葉です。
もともとは「上様(かみさま)」という言葉で、これが変化して「カミさん」になりました。
カミさんは自分より偉い人に対して使う言葉だったんですね。
そのため、対等な関係が重視される現代社会だと、自分のパートナーを呼ぶのに適していない言葉なのです。
パートナー・配偶者の呼び方まとめ
自分目線でパートナーの女性の呼び方をまとめると、以下のようになります。
- 妻
- 嫁
- 奥さん
- 女房
- 家内
- カミさん
つまり、自分がパートナーの女性を紹介するときは、「妻」を使うのが正しいということですね。
そして、他人のパートナーを呼ぶ時は、「奥さん(奥様)」を使い、両親が息子のパートナーを呼ぶときは「嫁」を使うのが正しいということです。。
パートナーの呼び方一つとっても、その言葉が誕生した時代背景を知るのも、また面白いですね。
僕はこれまで自分のパートナーを「嫁」と呼ぶことが多かったのですが、使い方を間違えていたという…今考えるとなんと恥ずかしいことか。
これからはパートナーの呼び方に気をつけたいと思います。
以上、パートナーの女性の正しい呼び方についてでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。