この記事では、最高の伴侶を目指すために押さえておきたい
『『夫婦に訪れる3つの時代』とは|関係崩壊・破綻へのスタンピード』
についてお話させていただきます。
夫婦関係が悪化するまでにどんな時代が訪れるのかわかれば、最悪の自体が訪れる前に対処することができます。
すなわち、夫婦関係の破綻・崩壊を防ぐことにつながります。
極論、今回お伝えする話を知るか知らないかで
- 夫婦関係が崩壊していくのをただ待つだけの自分になるか
- 夫婦関係崩壊を食い止め、良い関係へとシフトできる自分になるか
どちらの方向に進むか決まる、そう言っても過言ではありません。
そこでこの記事では、以下の2つのことをお伝えします。
- 夫婦関係とハインリッヒの法則の共通点
- 夫婦に訪れる3つの時代 – 夫婦関係崩壊・破綻へのスタンピード
- 夫婦に訪れる3つの時代を通過した僕が得た教訓
第1章を読むと「なぜ夫婦関係で大きな問題が起きるのか?」がわかります。
夫婦関係とハインリッヒの法則の共通点
ところで、あなたはハインリッヒの法則というものを聞いたことがありますか?
米国の損害保険会社の技術・調査部のハインリッヒが事故に関して次のように発表しました。
- 1件の重大な事故・災害の背後には
- 29件の軽微な事故・災害があり
- その背景には300件の異常(ヒヤリ・ハッとする事件)がある
というもので、別名「1:29:300の法則」や「ヒヤリハットの法則」とも呼ばれます。
ハインリッヒの法則は製造や建設、医療や行政といった業界での法則なのですが、夫婦関係にも同じように通づる法則でもあります。
たとえば夫婦の間で、
- モラハラ
- 暴力・DV
- 浮気・不倫
- 帰宅放棄・家庭内別居
- 離婚
など様々な問題が起きます。
ハインリッヒの法則に当てはめると、重大な問題に相当する上記の問題は、降って湧いたものではありません。
その背景には、夫婦関係を壊していく小さな問題がいくつもあって、それらが積もり積もって起こることなのです。
しかもその前兆やサイン(ヒヤリ・ハッと)は、実は知らず知らずのうちにパートナーから出ていることがあります。
つまり、大きな問題となって現れるのは、そのパートナーが出すサインに気づけなかったからなのです。
じゃあ夫婦関係は一体どのような問題が起きて壊れていくのでしょう。
それをお伝えしていく前に、夫婦には3つの時代が訪れるというお話を共有したいと思います。
夫婦に訪れる3つの時代 – 夫婦関係崩壊・破綻へのスタンピード
夫婦には、次の【3つの時代】が訪れると言われています。(自分も体験したのでそう思います。)
- 光の時代
- 光と闇のはざまの時代
- 闇の時代
夫婦関係が悪くなるにつれて、「光→光と闇のはざま→闇」の時代へと進んでいきます。
そして、それぞれの時代によって起こるイベントが変わってきます。
どんなイベントがそれぞれの時代で起こるのか分かれば「大難を小難に、小難を無難に」することができます。
それでは一つずつ見てみましょう。
光の時代 – パートナーとの違いが魅力的に映る
光の時代では、パートナーが光り輝いて眩しく映ります。
一緒にいることに喜びや幸せを感じ、自然と笑顔で接したり、会話・ボディタッチもできます。
心の状態も「明るく・軽く・温かい」エネルギーの高い状態で、温かな関係性を持っています。
つまり、自分と相手の『違い』を純粋に受け入れれる(認めれる)心の余裕がある時代でもあります。
光の時代に起こりうるイベントは、『軽度の喧嘩(というか戯れに近い)』くらいです。
【光の時代のイベント】軽度の喧嘩
軽度の喧嘩は、ほぼ戯れ・いちゃつきに近い感じです。
という感じで、感情的な怒りはありません。
喧嘩した後も
と相手を気遣ったり、反省します。
正直この段階でヒヤリとしたり、ハッとしたり、これは大きな問題に繋がるかもなんて、普段から相当意識してアンテナを張ってない限り気づけないと思います。
この時点で気づくために手に入れておきたいのが「エネルギーの視点」です。
エネルギーの視点については、以下の記事で解説していますので、ぜひ読んでみて下さい。
https://fufu-bible.com/allways-energy/#i
光と闇のはざまの時代 – パートナーとの違いが気になる
光と闇のはざまの時代は、パートナーとの関係が当たり前になってきた状態です。
当たり前の関係性とは、お互いの熱量が光の時代よりも下がっている状態のこと。
その現象はまるで、熱々の味噌汁を放置していたら、冷めていくのと同じようなもの。
心の状態も「明るく・軽く・温かい」エネルギーの高い状態から、少しずつ冷めて「暗く・重く・冷たい」エネルギーの低い状態へと変化していきます。(心の余裕が減っていきます)
パートナーとの違いが気になりだし、求めることが多くなったり、自分の主張をぶつけるようになります。
いわゆる「価値観の違い」が悪く見えてきます。そして喧嘩が増えたり、一緒に寝なくなったり、話さない時間が増えていきます。
つまり、自分と相手の『違い』が気になり指摘したり、それを自分の理想へ変えようとする時代でもあります。
【光と闇のはざまの時代のイベント】中度の喧嘩
中度の喧嘩は、軽度の喧嘩に比べて喧嘩の量と質が一段高まります。
その喧嘩という現象の裏には、感情的な動きが潜んでいます。
- もっと自分をわかってほしい
- もっと自分を認めてほしい
- なぜ私ばかり頑張らなきゃいけないの?
という訴えが起こります。
この段階では感情的になったとしても、まだ理性が働いているため、パートナーへ言葉を選んだり、気遣った言葉が出てきたり、喧嘩した後も反省することもあります。
ただ基本的には
- 「言い過ぎたけど、自分は間違っていない」という正当化
- 「もしかすると自分のことをもう嫌いになったのかな」という思い込み
が起きます。
闇の時代 – パートナーとの違いに嫌悪感を感じる
闇の時代はパートナーへの嫌悪感が募り、やることなすこと、嫌なところばかり目につくようになります。
つまり、パートナーの関係性が対立している=『敵』になっている状態です。
そのため手伝ってもらっても気遣いされても、率直に受け取れないし、一緒にいることに強いストレスを感じるようになります。
それと同時に、パートナーへの関心が薄れ、興味がなくなり無関心になってしまいます。
つまり、パートナーに対して
をやってしまう時代でもあります。
闇の時代が深まると起きる5つの行動
どんどん闇が深まっていくと、脳のメカニズムでも解説した『イライラがピークに達した時に起きる5つの行動』が起きます。
- 攻撃(怒る・泣く)
- 防御(だまる・フリーズ)
- 離脱(逃げる・隠れる)
- 降参(従う・諦める)
- 発狂(パニック・奇行)
この5つを夫婦関係で起きるイベントに置き換えると、以下のようになります。
5つの行動 | 夫婦関係で起きる問題 |
---|---|
攻撃(怒る・泣く) | 重度の喧嘩(感情剥き出しの罵声と暴言) |
防御(だまる・フリーズ) | 重度の喧嘩(無視) |
離脱(逃げる・隠れる) | 帰宅放棄 浮気・不倫 別居 離婚 |
降参(従う・諦める) | 無関心 |
発狂(パニック・奇行) | 暴力(DV) |
【闇の時代のイベント – 攻撃編】重度の喧嘩(感情剥き出しの罵声と暴言)
重度の喧嘩は、感情的になり抑えが効かない状態です。
まるで攻撃は絶対の防御と言わんばかりに、言葉を選ばず衝動的に言いたいことを言います。
ジキルとハイドのように人格が入れ替わり、理性的な脳から本能的な動物脳が主役になっている状態になります。
泣きながら、怒り狂っていたり怒りと泣くが同時に出てきます。
そして、相手が傷つこうがお構いなし、自分の身を守るためのシンプルな汚い言葉のラッシュが起きます。
【闇の時代のイベント – 防御編】重度の喧嘩(無視)
重度の喧嘩(防御)は、相手のことを受け付けないようになります。
自分を守るために防御に走り、何も言わない、無視し続ける、相手の存在を消すなどです。
【闇の時代のイベント – 離脱編】帰宅放棄
何かしら理由をつけて、家にまっすぐ帰らなくなります。
もしくは、パートナーが眠る頃に帰ることもあります。
その理由は、家に安心感を感じず、顔を合わせるのすら苦しいからです。
家に帰っても居場所がない、家よりも外の方に安心感を感じ、外にいる時間が長くなります。
【闇の時代のイベント – 離脱編】浮気・不倫
浮気や不倫をします。
それは帰宅放棄と同じく、家に安心感を感じないからです。
そのため、外で自分を認めてくれる人や居場所(心)を用意してくれる人に魅力を感じて、浮気や不倫関係に発展してしまいます。
浮気や不倫をした当の本人も本来は望んでいたわけではなく(人によるが)、自分を満たしてくれる人を好きになってしまいます。
ここでいう「自分を」というのは、自分の存在(心)をというのが大きいです。
中度の喧嘩であったように、「もっと自分をわかってほしい・認めてほしい」というフラストレーションが溜まり、そこにちょうど安心感を与えてくれる人がいると、その方向へ逃げてしまう(フラストレーションを発散させる)のです。
【闇の時代のイベント – 離脱編】別居
別居も同様に、家に安心感を感じないからです。
一緒にいたくないと思うのは、一緒にいることが苦痛だからです。
一緒にいたくないと思っていながらもい続ける自分を責めたり、これ以上辛い思いをしたくないという理由であったり、様々です。
要はパートナーへの嫌悪感から逃げたいという思いで別居に発展します。
【闇の時代のイベント – 離脱編】離婚
離婚は離脱の中でも上位のもので理由はこれまでとほぼ同じです。
ただ、離婚の場合は夫婦という関係性すら嫌悪感を感じている状態です。
もう夫婦に与えられた役割(妻・夫・母・父)も担いたくないし、繋がっていることすら嫌気が差すという感じです。
早く抜け出したいという思いが他の項目よりも強いため、離婚へと発展します。
【闇の時代のイベント – 降参編】無関心
無関心はいろいろなイベントとセットで起こる可能性が高いです。
無関心の状態になると、あなたの存在が赤の他人以下、もしくは生理的に受け付けない相手として認識されている状態になります。
そのため
- 電話に出ない
- 行き先もわからない
- 会おうとしない
- 返信しない(もしくは業務連絡のみ)
- ブロック
となってしまうこともあります。
【闇の時代のイベント – 発狂編】暴力(DV)
喧嘩がエスカレートして感情が爆発したときに、歯止めが効かなくなり、暴力やパニック衝動が起きます。
相手は暴力をふるいたくてふるってるわけじゃないですが、感情が抑えられず、暴力という手段で自分を守ろうとします。
この状態は完全に動物脳(本能)に支配された状態です。
夫婦に訪れる3つの時代を通過した僕が得た教訓
このように、夫婦関係が崩壊していくまでに「光→光と闇のはざま→闇」という3つの時代が訪れ、各時代で様々なイベントが起きます。
そしてその体験から得た教訓が、次の通りです。
問題が起きるサインはパートナーが出していて、そのサインに自分が気づけなかったから、大事になったということ。
そしてそのサインに気づけないほど、
- 自分のことばかり考え
- パートナーの表面的なところばかりに囚われ
- 心に目を向けていなかった
そう。自分のことしか考える余裕がないエネルギーの低い状態だったのです。
エネルギーの習慣を見直した今なら、なぜ僕が妻と大喧嘩することになってしまったのかがわかります。
それは夫婦関係で起きるイベントすべてに共通する発生条件で
相手があなたとの間に安心感を感じなくなる(味方ではなく敵になってしまっている)から
これに尽きるのです。
そして安心感をつくるために大切ことは、妻が求めていることを理解することです。
以下の記事で解説していますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。

夫婦関係崩壊までに通る3つの時代のまとめ
では最後に、この記事のまとめをしておきたいと思います。
今回お伝えしたテーマは
『『夫婦に訪れる3つの時代』とは|関係崩壊・破綻へのスタンピード』
という話でした。
夫婦関係が崩壊するまでに訪れる時代には、以下の3つの時代があります。
- 光の時代
- 光と闇のはざまの時代
- 闇の時代
夫婦関係が悪くなるにつれて、「光→光と闇のはざま→闇」の時代へと進んでいき、それぞれの時代によって起こるイベントが変わってきます。
今回各時代で起こるイベントをご紹介しましたが、どんなイベントがそれぞれの時代で起こるのか分かれば「大難を小難に、小難を無難に」することができます。
そしてそのサインはパートナーが無意識のうちに出しています
ぜひ一度自分が今どの時代でどんなイベントに遭遇しているのか見比べ、パートナーをちゃんと見て感じとってみて下さい。
全てのイベントに共通してる発生条件は、相手があなたとの間に安心感を感じなくなる(味方ではなく敵になってしまっている)からです。
パートナーが安心感を感じるよう、居場所を作ってあげられる白ひげ(エドワード・ニューゲート)のように、懐の深い旦那を目指していきましょう。
この記事を「最高の伴侶・パートナー」へと繋がる一歩やキッカケにしてもらえたら嬉しく思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!