最高の旦那への道

夫婦の在り方を相性から見つめ直す。ハリネズミの夫婦が教えてくれた秘訣とは?

僕
こんにちは。妻との激闘の末、理想の夫婦関係と父親像を目指し、日夜奮闘しているKです。

この記事にたどり着いたということは、

昔は相性がいいと思っていた。

だけど…

結婚した途端
なんだか相性が悪い気が…

なぜこんなに
噛み合わないのっ!?

という悩みを持ちながらも、妻や子供のために今の自分を変えようと努力している旦那さんだと思います。

結婚する前の僕は、妻に対してこんな風に思っていました。

過去の僕
過去の僕
この人となら、どんな状況になろうと乗り越えていける気がする。

つまり、「相性めっちゃいいんじゃね?」って思っていたんです。

東京ディズニーランド風に言うと、

過去の僕
過去の僕
結婚、それはまるで夢と魔法の世界

って感じで、輝くような未来がきっと待っているだろうと、淡い恋心を抱く乙女のような気持ちだったのです。(僕はおじさんなんだけど)

しかし、いざ結婚して同じ空間で共に生活をしていると、思わぬ物語が始まっていきます。その一つが夫婦喧嘩です。

これまで全然喧嘩したことなかったのに、共同生活し始めた頃から価値観や性格の違いから衝突することもしばしば。そのたびに僕は心の中でこう思っていたのです。

過去の僕
過去の僕
あれ?なんか思ってたんと違う!相性が真逆すぎひん!どうしたらええの?

と。

このような夫婦間の相性問題(夫婦の在り方)は言わば、数学界最大の難問「フェルマーの最終定理」。

普通の人なら「解けねぇっすわ(だって相性合わないんだもの)」とサジを投げるか、むしろ「一緒にいられるか!離婚だ!(だって相性合わないんだもの)」とちゃぶ台をひっくり返してしまうほどの難問です。

しかし僕にはこの難問に挑んでいかなければいけない使命があります。

ドラマ「テセウスの船」で、鈴木亮平演じる佐野文吾が「子供を守るのが親の使命だろうが!」と言ったように、全ては子供のために。

子供の未来を明るくする親としての使命を全うするために、この難問に挑んでいかなければいけないのです。(思い出せ、あの頃の気持ち。詳細は妻との壮絶な決闘(デュエル)をどうぞ。)

さて、この夫婦間の相性問題(夫婦の在り方)という難問を解いていくためには、そもそも論から入らなければいけません。

そうです。『そもそも相性って何なの?』というところです。

一般的な相性とは、「相手と共感・共通する部分が多い」という風に認識している人が多いことでしょう。僕もそうでした。

しかし、僕と妻は真逆で共感・共通する部分がまったくと言っていいほどありません。つまり、一般的な相性の解釈が通じないのです。

すると、相性が合わないチャンチャン♪で終わってしまいます。それでは話になりません。

一体どうしたらこの難問を解くきっかけを掴めるのかと彷徨い歩いて、思わず浮浪者になりかけたその時っ!

天空から一筋の光が差し、「うーん、なるほど!!」と思わず唸ってしまった、これまでの相性とはまったく違う価値観を手に入れたのです。

その価値観・視点を与えてくれたのが、これまで1万人以上の方の人生相談に乗ってきた経営コンサルタントの小田真嘉さん。

この方が語った「夫婦の相性」の話が、とてもとても参考になったので、この記事で共有したいと思います。

過去の僕と同じように

「相性が悪いけど、もっと夫婦のためにも、子供のためにも、お互いの関係性をより良くしたい」

そう考えている旦那さんへ、理想の夫婦像へ近づいていくヒントになれば幸いです。

夫婦の相性とは「適切な距離感」のこと

世の中には夫婦の相性が良くて、誰からも「あの二人って本当に良い夫婦よね」と思われる人と、、夫婦の相性が悪くて「あの二人って本当にギスギスしてるわよね」って思われる人がいます。

その夫婦の相性とは、一体何を持って決まるのでしょうか?

  • お互いに刺激し会える関係?
  • お互いに成長しあえる関係?
  • お互いに尊敬しあえる関係?

一体どれなんだろうと思う人も多いと思います。しかし、小田さんはこう言いました。

夫婦の相性とは、「適切な距離感(=相手を活かし合う距離感)」のことだと。

ここで言う「適切な距離感」というのは、物理的な距離感じゃないです(笑)パートナーと自分の心(思いやり)の距離感ってことですね。

そして夫婦の間で何かしら問題が起きるのは、お互いにとって「適切な距離感」をミスっていることが原因だと。

夫婦の相性が悪くなる2つの根本原因

じゃあ、夫婦関係で問題が起きる根本原因とはなんなのか?

それが

  1. 過干渉(やりすぎ)
  2. 無関心(やらなさすぎ)

です。

何かしら問題が起きるのは、このどちらかが極端に態度や行動に出してしまっているからです。

【夫婦の相性が悪くなる原因1】過干渉(やりすぎ)な関係とは

過干渉とは、相手が求めてないことまで、どんどん踏み込んでいくようなお節介のことです。要は近すぎて短所がぶつかり合うのです。

例えば

妻
青ネギと白ネギ買ってこれる?スーパーのどこに置いてあるかっていうとね、入り口の右手の方に…以下略(3分ほど続きました)

このあと3分ほど続きましたが、妻にスーパーでのお買い物をお願いされた時に言われたことです。

もしも僕がまったく一人暮らしも自炊も経験がなかったら、「そうなんだ!教えてくれてありがとうっ!」となるところですが

なんせ一人暮らしも自炊も10年以上経験していると

僕
はじめてのおつかいじゃないんだから、そこまで言われなくても分かりますよ…

と思うわけです。

まるで思春期の頃の母親のように、ちょっとめんどくさいなと感じてしまいます。

こんな感じで、相手との距離感が近すぎることを過干渉と言います。

過干渉は、

  • 相手を否定したい
  • 相手のことが許せない
  • 相手よりも上だという優越感に浸りたい

など、相手を何かしら攻撃したくなるときに出やすいです。

なんか「相手のこういうとこ腹がたつな」、「こんなこともわからないの」という思いが出てきたら、過干渉のスイッチが入っていると思っていいでしょう。

そして過干渉の裏には

「これくらいやってくれてもいいのに」と相手に過剰な期待をしていたり、「これ全部やっといてほしいな」というような相手に対する依存心があったりします。

【夫婦の相性が悪くなる原因2】無関心(やらなさすぎ)な関係とは

無関心とは、まるで相手が透明人間にでもなってしまったかのように、知らんぷりや見て見ぬ振りをすることです。

例えば

僕
なんでゴミをゴミ箱に捨てずに放置するだろう?

注意したら噛み付いてきてめんどくさいし、言うのやめとこっ!

という感じで、相手に対してまるで臭い物に蓋をする、相手との関係にズバッと線を引くような、なんだか距離感が遠すぎる関係。これが無関心です。

無関心は、

  • 相手に嫌われたくない
  • 相手に隠したいこと・秘密にしたいことがある
  • 相手とのめんどくさいことに巻き込まれたくない

といった、自分の身の安全を守りたいときに出やすいです。

「嫌われたくない」とか「めんどくさい」と思ったときほど、無関心のスイッチが入ってると思っていいでしょう。

そしてもしも夫婦どちらも無関心になってしまったら、、、問題(夫婦喧嘩)は起きないそうです。

なぜなら、お互い無関心なので、相手のことを理解しようとせず、まるでビジネスの取引のように線を引いた関係になるからです。

過干渉vs無関心(やらなさすぎ)のせいで喧嘩に発展

そして僕ら夫婦の場合は、僕が無関心(やらなさすぎ)で妻が過干渉(やりすぎ)な関係でいたことによって、喧嘩が起きました。

事あるごとに細かく指摘してくる妻にめんどくささを感じてしまい、僕が無意識で妻を知らんぷりして、ぶつかることを避けていました。

ホコリが溜まってゴミになるように、そのことがちりつもで溜まって大爆発っ!

https://fufu-bible.com/prologue-2/

にも書いたような喧嘩が起きたのです。

自分の至らない点に気づいて、夫婦で話し合いを行い、お互いに原因があることを理解し、ひとまず平定しましたが…

理想の夫婦を目指していたら、また何かしら問題が起きることでしょう。

でもできる限り、問題はなるべく起こしたくない。かといって無関心な関係でい続けるのは嫌です。

じゃあ一体どうしたらいいのか?

夫婦の相性問題は「ハリネズミの夫婦物語」から学ぶ

実はある動物から良いヒントを得ることができます。

その動物とは「ハリネズミ」です。

ハリネズミ
可愛いですよね。

夫婦の適切な距離感を築くためには、寒さに弱いハリネズミの教えが大事なのです。

じゃあここから1つ、ショートストーリーをお送りしたいと思います。

木枯らし吹き荒れる冬の寒い季節。

あるところにハリネズミの夫婦がおりました。

寒さに弱いハリネズミの夫婦は、寒さをしのぐために、お互いの体温で暖を取ろうとしたのです。

しかし相手に近づけば近づくほど、

「イテェっ!」「チクチクするっ!」

と、お互いの針が当たってしまい、痛くてなかなか近づけませんでした。

「このままでは冬にヤラレテシマウ…もうハリネズミの夫婦はおしまいだぁー!!」

っと思ったとき、目を疑う光景がそこにありました。

なんとハリネズミの夫婦は諦めていなかったのです。

なんどもなんども近づいては、どうやったらお互いに痛くないのか?

試行錯誤を繰り返しては、距離感を微調整していったのです。

それでもときには、相手の針が刺さって血を流すこともあります。

しかし諦めずに。お互いが温まるちょうどいい距離感を求めて、挑戦し続けます。

そして諦めなかったハリネズミの夫婦は、ついに見つけたのです!

お互いのぬくもりある体温を感じ、針も当たらない、ちょうどいい距離感を。

そのおかげで、ハリネズミの夫婦は、寒い今年の冬を乗り越えられたのでした。

チャンチャン。

3年目の夫婦の相性問題は「続・ハリネズミの夫婦物語」から学ぶ

ハリネズミの夫婦は、お互いにとってちょうどいい距離を見つけるために、何度も挑戦しました。

実はそんなハリネズミの夫婦の物語には続きがあります。

3年目の冬を迎えたハリネズミの夫婦。

今年も針が当たらないように、ちょうどいい距離感を求めて近づきていきます。

しかし夫婦関係の熱も少しずつ落ち着いてくる3年目になると、ある真実に気づいてしまったのです。

実はこれまでの挑戦で、何本かの針がお互いに刺さっていたということに。

全ての針は同じ長さではありません。1本1本長い針もあれば、短い針もありました。

夫婦になってまもない頃は、愛情が強くて気づけなかったのです。

「この距離がちょうどいいと思っていたけど、何本かの針が妻に刺さっていたんだ。」と旦那は気づきました。

しかし妻はまだ気づいていませんでした。

針が刺さっていることに気づいた旦那ハリネズミは、妻に針が刺さらないように自分の針を短くする努力しました。

相手に刺さりすぎないように、長い針は身近くして、お互いが温かくなるちょうどいい距離感を探しました。

そうやって挑戦を繰り返し、今年もまた冬を乗り越えたのでした。

チャンチャン。

夫婦の相性を良くするためには第3のモノが必要

なぜハリネズミの夫婦が諦めずに、ちょうどいい距離感を見つけられたのでしょう?

それは夫婦にお互いに共通した「冬を乗り越えるために温まる」という目的があったからです。

それ達成しないとお互いに死んでしまいます。

つまり、ハリネズミの話から転用すると夫婦がちょうどいい距離感を見つけるためには、お互いに「共通した目的」が必要ということになります。

じゃあ共通の目的って何がいいの?
どんなものが必要なの?

そう思いました。

結論、共通の目的は「何でもいい」そうです。大きな夢や目標があるならそれにすればいいし、そんな崇高なものじゃなくても良い。

「子供のために」というものでもいい。

とにかく「お互いに共通の目的」を持つことで、距離感を見つけていくことができる。そして、目的を達成する上で自分の針が相手に刺さっていたと気づいたら、ハリネズミの夫婦が自分の針を短くしたように、違ったことを改善していく。

それが大切なことなんだと気づかせてもらいました。

夫婦の相性が悪くて起きる問題は「適切な距離感を学ぶため」

夫婦の間で問題が起きたりするのは、「その問題を通じてお互いにちょうどいい距離感を学ぶため」らしいです。

ハリネズミの夫婦のように針が刺さって血を流しながらも、なんどもなんども諦めず調整していくしかありません。

なんども地雷を踏んでドッカーンと失敗するたびに、ハリネズミの旦那のように針を短くする努力をして、ちょうどいい夫婦の距離感を、お互いに体で覚えていくしかないのです。

そう!この記事を読んだあなたから、針を短くする努力を始めていくことが大切なのです。(一緒に頑張りましょう)

夫婦の相性についてまとめ

相性の良い夫婦になるためには、ハリネズミの夫婦と同じように、「共通の目的」を持ち、何度も何度も距離感を調整していくしかありません。

そうやって繰り返していくうちに、ちょうどいい距離感を体得することで、本当の意味での相性の良い夫婦に近づいていくことができるということでした。

夫婦間で問題が起きた時は、「過干渉(やりすぎ)」と「無関心(やらなさすぎ)」。このどちらかに極端に偏っているというサインです。

そのサインを見極めて、自分から関係性を変えていきましょう。

ハリネズミ

ハリネズミの旦那のように。

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