このブログは30代一児の父であるKが、妻との壮絶な決闘(デュエル)をきっかけに、信頼と絆で結ばれた明るく輝く家庭を目指し、日夜奮闘していく物語である。
理想の家庭像を目指すには、家庭が輝くように働きかける成長が必要です。
そして、成長をより加速させるために絶対に外せないクエストがあります。
なぜなら潜在意識は「人生の97%以上を決めるもう一人の自分」だからです。
たとえば
- 日々の小さな選択
- 何気ない表情
- 気分の上がり下がり
- 行動やしぐさ
- 好き嫌い
- 得手不得手
などなど。
気づかないところで、潜在意識がすべて決めています。
だから、強い影響力を持つ潜在意識と信頼関係を結ぶことって、必須のクエストだと思うのです。
そのクエストを達成するためには潜在意識を味方にする方法を日々実践していくことが大切ですが…
この記事では、より強い信頼関係を結ぶために必要なことについて抑えておきたいと思います。
それは「潜在意識のことを知る」ということです。
たとえるなら青春時代の恋愛のようなもので、好きな人のことを何も知らなければ、関係性は進展しません。
より良い関係は、すべて相手のことを知ることから始まるからです。
とは言え…
潜在意識と信頼関係を築く
なんて聞くと、
って感じで、馴染みがないし、堅苦しく感じてしまいます。
響きも漢字多めのゴツゴツした感じ。なんだか「男感」が凄いイメージです。
これだと、なかなか仲良くなりたいと思う気持ちも湧きません。
信頼関係を築くには、恋愛と同じく仲良くなりたいと思う強烈な気持ちが必要だと思うのです。
そこで僕は考えました。
と。
マンガ家さんのように、可愛いイラストが描ければ擬人化できて楽しくやっていけそうなものの…
僕には擬人化に必要な根本的な「画力」がありません。
考えに考えて一晩寝込み、脳内レンジでチンしたところ・・・
閃いたのですっ!
今ハマっているゲームアプリ「黒い砂漠 モバイル」で育てているこのキャラ。
そんなエッジの効いた、極めてユーモアな発想を思い立ったのです。(=気持ち悪いを再定義)
ある意味、恋愛シュミレーションゲームのような感覚にすれば、潜在意識との仲をより深めたいと感じるはず。
多少の気持ち悪さがあろうとも、その結果、人生も良くなり家庭も良くなるなら、妻も許してくれるはずだ!
こうして潜在意識への理解を深めるクエストがスタートしたのです。
ということで、この記事では潜在意識がどんな役割や性質があるのかをAIスマートスピーカーとの会話のような形式でお送りしたいと思います。
潜在意識のことが分かってくると、理想の自分へ近づくことも、人の心理や行動の本質も見えてくると言われています。
この記事が理想のアナタへ近づくための一歩につながれば幸いです。
潜在意識の持つ最重要な役目
実は潜在意識にはめちゃめちゃ重要な役割があります。それが何かと言うと
ということ。
そのために色んな性質を様々な場面で使っているのです。
- 命を守る
- イメージの世界
- 記憶とプログラム
それではひとつずつ見ていきましょう。
潜在意識の役割1:命を守る
運用では、以下の3つのことを。
- 快楽を求め、痛みを避ける
- ?を埋めたがる
- 1つだけにフォーカスする
管理では、以下の3つのことを。
- 現状を維持する
- すべての情報を記憶する
- 24時間365日働く
をやっています。
運用1:快楽を求め、痛みを避ける
潜在意識には
- 快楽を求める
- 痛みを避ける
という性質があります。
たとえば
- 楽しいことはやる気がどんどん湧く
- しんどいことはやる気がどんどんなくなる
こういった症状が起こるのは、すべてこの性質によるものです。
つまり
- (快楽を感じる=喜ぶことは)全力で力を貸す
- (苦痛を感じる=辛いことは)全力で邪魔をする
ということです。
快楽を求め、痛みを避ける性質を活用するポイント
この性質をうまく活用するためのポイントは
MUSTではなくWANTでやる
ことです。
MUST(〜しなければならない)の義務感でやり続けると
- しんどい
- めんどくさい
- やる気が出ない
などなど、身体的にも精神的にも疲れてしまいます。
そのため潜在意識は命を守るために、どんな手段を使ってでも全力でそのやっていることにブレーキをかけてくるのです。
でも逆に、WANT(〜したい)でやっていると、全力で力を貸してくれます。
このように潜在意識の力をうまく活用するには、MUSTではなくWANTでやることが大切なのです。
運用2:?を埋めたがる
潜在意識には「?を埋めたがる」という性質があります。
潜在意識は未知のことがあると、全力で知ろうとします。
- 袋とじの中身が気になる
- ポケモンを全種類コンプリートしたい
- 絶対に押すなと言われたら押したくなる
こういう症状は、すべてこの性質によるものです。
この性質はTV番組でもよく使われています。
たとえば健康系の番組で「美しくなるための秘訣の〇〇とは?」というような感じでCMになることがよくありますよね。
するとその〇〇が気になってしまい、CM後もその番組を見てしまいます。それと同じことです。
まるでジグソーパズルで足りないピースを探すかのように、知らないことを知ろうとする働きがあるのです。
?を埋めたがる性質を活用するポイント
この性質をうまく活用するためのポイントは
良い質問を投げかける
ことです。
すると潜在意識が質問の答えを探してくれます。
たとえば
という質問を投げかけると、
という風に、すべてのことを記憶している潜在意識が?を埋めるためにアンテナを張って集めてくれるのです。
それはなぜかというと、投げかけられた問いを埋めたい(未知のものを無くしたい)からです。
かといって、質問する内容がなんでもいいかというとそうではありません。
成長に繋がり人生が豊かになるような前向きな質問をすることが大事です。
なぜなら、記憶は直近のものから巻き戻しされるます。そのため直近のものほど強く記憶に残るのです。
だからネガティブなことを質問すると、そのネガティブなことが強く記憶に残るため避けたほうがいいです。
運用3:1つだけにフォーカスする
潜在意識には「1つだけにフォーカスする」という性質があります。
この性質のおかげで、ガヤガヤしたカフェでも相手に会話を聞けるし、人通りが多い場所でも待ち合わせ相手を見つけられます。
ですが逆に言うと
たとえば
- アプリを起動しすぎてパソコンがフリーズする
- 雌型の巨人が色んなことを考えすぎて結晶化する
- やることが多すぎて何から手をつければいいかわからない
といった感じです。
つまり、潜在意識はやることが複雑すぎるとフリーズ(=思考停止して動けなくなる)してしまうのです。
1つだけにフォーカスする性質を活用するポイント
この性質をうまく活用するためのポイントは
エネルギーの上がる物事にフォーカスする
ことです。
潜在意識はフォーカスを当てると関連する情報をどんどん集めてくれます。
それはまるで
- 綿菓子の芯に綿菓子がどんどん絡まっていくように
- Googleの検索窓に調べたいことを入力すると関連語が出てくるように
- 赤い車を考えていると街中で赤い車をよく見かけるように
どんどん増えていくのです。
これを「カラーバス効果」と言い、フォーカスすることでその情報が入ってくるのです。
だからこそ「何にフォーカスするか?」ということがとても大事になってきます。
エネルギーが下がることにフォーカスを当てると、その情報ばかり入ってきます。
たとえば相手の嫌なところにフォーカスを当てると、嫌なところばかり目につくようになってしまうのです。
すると、どんどん焦り・不満・イライラが増え、エネルギーがどんどん下がり自分から行動を起こす気力がなくなってしまいます。
だからこそエネルギーの上がる物事にフォーカスすることが大切なのです。
マイナスなエネルギーの方がプラスのエネルギーよりも影響力が強いと言う話を書いています。ぜひこちらの記事も補足として読んでみてください。
https://fufu-bible.com/energie-7-rules-no4/
管理1:現状を維持したがる
潜在意識には「現状を維持したがる」という性質があります。
たとえば。10度以下の真冬でも、35度を超える真夏でも、体温を36°付近でキープできるのは、この性質のおかげです。
別名「現状維持プログラム」と呼ばれていて、暮らしの面ではとても役にたつ仕組みなのですが…
成長していきたいと思ったときには、とても厄介な性質なのです。
というのも…
- 新しいことに挑戦する
- 新しい習慣を作ろうとする
など、今の自分から成長して変わろうとすると、思いっきりブレーキをかけてくるのです。
もし変化しようとするなら、手段を選ばず、あなたが不安になるような出来事を起こして全力で止めます。
たとえば、朝6時に起きようと思って寝坊してしまうのは、潜在意識が心の声でこう囁いてるからです。
そんな風に
- どうせできないんだ
- お前にできるわけない
- 本当にできるのか?
と不安な気持ちになるように、さりげなく誘導してくるのです。
不安になると、ついつい決断を迷って先送りにしたり、保留してしまいます。
そうなってしまうときは、命を守るために潜在意識の現状維持プログラムが作動しているのです。
さらに厄介なことに、じつはこの性質は自分だけでなく、「第三者」も持っています。
たとえば、
なんて相談したとします。すると相談相手によっては
という風に「どうせ無理」とモチベーションを下げてくることがあります。
なぜこういうことが起きるかというと、相手の現状維持プログラムが作動しているからです。
いつも知っているあなたが、転職して知らないあなたに変わってしまうのは、いわば相手にとって未知の生き物(怖い対象)なのです。
だから変わろうとすればするほど、より大きな反発が起きます。
自分の身近な環境に異様なモノがあると命に危険が迫るかもしれません。だから排除しようとする。これは人の仕組みでしょうがないものなんです。
現状を維持したがる性質を活用するポイント
この性質をうまく活用するためのポイントは
不安は成長のサインと捉えて、自分サイズですぐに小さく始める
ことです。
不安をそのまま不安として捉えると、深刻に考えすぎて、身動きできなくなってしまいます。
すると、どんどん雰囲気も暗く・重く・冷たくなり、乗り越えるためのエネルギーが減っていきます。
そこで重要になってくるのが「不安は成長のサイン」という風に再定義することです。
不安になったら
という風にRPGゲームのボス戦のように捉えられると、試練を乗り越えるためのエネルギーがフツフツと湧いてきます。
そして、この再定義を繰り返していくと、次第に
くらいの軽い感覚になり、落ち込むことが圧倒的に減っていきます。
つまり、本来乗り越えるために使うべきエネルギーを不安や心配に無駄使いしなくて済むのです。
そしてもう一つ大事なことが「自分サイズですぐに小さく始める」ことです。
現状維持プログラムの監視の目を抜けるには、監視センサーに引っかからないギリギリのラインを攻めていく必要があります。
そのための合言葉が「自分サイズですぐに小さく始める」です。
これは習慣をつくるための4つの合言葉として以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にされてみてください。
このように潜在意識の力をうまく活用するには、不安は成長のサインと捉えて、自分サイズですぐに小さく始めることが大切なのです。
管理2:すべての情報を記憶する
潜在意識には「すべての情報を記憶する」という性質があります。
潜在意識は大容量の外付けハードディスクやクラウドのようなものです。
生まれてから今までの見聞きしたことをすべて記憶(保存)しています。
と思うかもしれません。
僕らも普段すぐに着ない洋服はタンスの奥にしまってるように
潜在意識も生きてくために必要じゃない=すぐに使わないことは、記憶の奥の方にしまっているのです。
その奥にしまってある記憶を取り出すには、何かしらキッカケが必要です。
たとえば、昔の古ぼけた写真を見て思い出が蘇ってくることがあります。
そういった感情や思いの入ったものが、昔の記憶を取り出すために必要なのです。
すべての情報を記憶する性質を活用するポイント
この性質をうまく活用するためのポイントは
仕入れる情報に注意する
ことです。
潜在意識はすべてのことを記憶します。
それはいわば、与えられた食べ物をすべて食べるようなものです。
もしも毎日ジャンクフードやコッテリしたラーメンばかり食べていると、体を壊してしまいます。
それと同じで、毎日触れている情報がマイナスばかりだと、潜在意識に毒が溜まり、マイナスな考え方が当たり前になってしまいます。
だから普段から何を見聞きしているかはとても重要なのです。
ではどんな情報を入れるべきかというと、「エネルギーの上がる情報を入れる」ことです。
日々、気持ちが明るく・軽く・温かくなり、前向きに進んでいけるような、そんな情報に触れる機会を増やすのです。
すると思い悩んでエネルギーが下がることが減っていくのです。
このように潜在意識の力をうまく活用するには、仕入れる情報に注意することが大切なのです。
管理3:24時間365日働く
潜在意識は「24時間365日働く」という性質があります。
たとえば、寝ている(意識してない)ときに、物音に気付いてパッと起きたりできるのは、この性質のおかげです。
24時間365日、潜在意識はコンビニのようにフル稼働しています。
そのため、「?を埋めたがる」の項目で解説したように、潜在意識へ質問をなげておくと、朝起きたら解決策が閃いたりします。
質問を投げることで閃き・アイディア・発想がどんどん湧いてくるのです。
24時間365日働く性質を活用するポイント
この性質をうまく活用するためのポイントは
目的を与えて、自分の欲しい情報で溢れさせる
ことです。
「?を埋めたがる」の項目の「良い質問をする」と組み合わせて考えます。
良い質問をして目的を与えると、その目的に関連する情報を集めてくれます。
料理をするように、材料がすべて揃った段階で閃きやアイディアに加工して提供してくれるのです。
ただ注意が必要で、答えのない質問はNGです。
なぜなら、ずっと検索してしまうから。
答えのない質問とは、たとえば「今の人生であっているのか」などです。
こういった問いは、ずっと考え続けてしまい、エネルギーを浪費してしまいます。
このように潜在意識の力をうまく活用するには、目的を与えて、自分の欲しい情報で溢れさせると閃くことが大切なのです。
潜在意識の役割2:イメージの世界
次に2つ目の役割「イメージの世界」を見てみましょう。
認識では、以下の3つのことを。
- 仮想(理想)も現実も区別しない
- 時間も空間もない
- イメージ通りに現実化する
判断では、以下の3つのことを。
- ないものを判断できない
- 自分なのか相手なのか判断できない
- 善いか悪いかを判断できない
をやっています。
認識1:仮想も現実も区別しない
潜在意識には「仮想も現実も区別しない」という性質があります。
臨場感が高い方を現実だと判断(錯覚)することは結構誰しも経験があることです。
たとえば
- 映画に感動して涙を流してしまう
- マリオカートをしていて体が動いてしまう
- 夢を見ていて体がビクッとなってしまう
といった感じです。
実際はスクリーンの前で座ってる・布団で寝ているだけなのに、反応してしまうのは、臨場感が高い方に意識がシフトしているからです。
たとえその場にいなくても、脳の中ではその出来事が起きた現場の方に意識がある状態になっているのです。
すべての情報を記憶する性質を活用するポイント
この性質をうまく活用するためのポイントは
夢に臨場感を与えて錯覚させ続ける
ことです。
つまり自分の理想像をイメージして、臨場感が「現実 < 理想」という状態になるようにするのです。
そのためには、時間の流れについて逆転の発想が必要です。
時間の流れは、普通過去から未来へと流れます。
それを逆転して、未来から過去へと時間が流れるという考え方を採用するのです。
それはたとえるなら、すでに完成しているアプリをパソコンやスマホにインストールするようなもの感じです。
つまり、
「すでに理想は100%叶っている未来を少しずつ現実へとインストールしていて、今はインストール待機中(現実への反映が遅れてるだけ)で、最終的にハッピーエンドになるのは分かってる」
と考えるのです。
このように潜在意識の力をうまく活用するには、夢に臨場感を与えて錯覚させ続けることが大切なのです。
認識2:時間も空間もない
潜在意識には「時間も空間もない」という性質があります。
ネットでブログの過去記事にアクセスできる
インターネットで世界の人と繋がる
それらと同じように、潜在意識には時間も空間も関係ありません。
未来も過去も世界も他人も飛び越えて、すべて身近に起きた出来事として判断するのです。
すべての情報を記憶する性質を活用するポイント
この性質をうまく活用するためのポイントは
思考を制限せずに夢を描く
ことです。
潜在意識にとって時間も空間も関係なく、主人が考えた通りの未来を実現していくお手伝いをします。
だから「今こういう状況だし、来年はこのくらいでいいか」
そう自分で時間や空間の制約を決めてしまうと、その通りに実現してくれるのです。
逆に言えば、時間や空間の制約をすべてとっぱらって、まるで漫画家の作者のように自分の物語を創造していくと、それを実現できるように手伝ってくれるのです。
つまり、現状は一旦置いてといて理想の自分、未来をありありとイメージすることが大切なのです。
- どんな自分になりたいのか
- どうしたら自分の物語は面白くなるのか
といったことを考えて、今がどうとかこうとか考えず、好きなことを思い描いてみるのです。
ただ注意したいことがひとつだけあります。
それは
短い期間で考えない
です。
たとえば1年後の理想の自分などです。
何が悪いかというと、1年後の自分なんてカンタンに想像できてしまうからです。
すると今のセルフイメージをモロに引きずって制約だらけの状態で考えることになり、結局あんまり変わってないのです。
そんな自分を変えるためには、10年、20年、30年後の理想の自分を考えてみることです。
すると、今の自分のセルフイメージに引きずられることが減ります。
いわば新たなキャラクターを漫画に登場させるような発想に近くなります。
新たな自分を設定できると、そうなれるよう潜在意識がお手伝いをしてくれます。
このように潜在意識の力をうまく活用するには、思考を制限せずに夢を描くことが大切なのです。
認識3:イメージ通りに現実化する
潜在意識には「イメージ通りに現実化する」という性質があります。
「思考を制限せずに夢を描く」で伝えたように、潜在意識は思い描いた通りに実現するお手伝いをしてくれます。
自分自身での描いた脚本に、必要なキャストや試練やモノ、ありとあらゆるものを全て揃えてくれるのです。
イメージ通りに現実化する性質を活用するポイント
この性質をうまく活用するためのポイントは
無意識で引き寄せ、思考と行動へ影響する
ことです。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
というマザーテレサの格言があるように、すべては思考(イメージ)から始まります。
逆に言えば、思考が狂っているとすべて狂ってしまうのです。
臨場感を描く=理想の自分になりきるということ
夢は叶うことは前提なので、追体験している。
ボスが出てくるのは当たり前
RPGをやっている感覚。
謎の自信は臨場感からくるもの
潜在意識のルールに従って認識を作ると現実になる。
このように潜在意識の力をうまく活用するには、無意識で引き寄せ、思考と行動へ影響することが大切なのです。
判断1:ないものを判断できない
潜在意識には「ないものを判断できない」という性質があります。
たとえば、
- 遅刻しない
- 散らかさない
- タバコを吸わない
などなど。
こういう風に、普通はやることに「〜しない」をつけて考えがちです。
でも実はNGで、潜在意識は「〜しない」といった、ないものを判断できません。
だから「遅刻しない」と考えるほど、「遅刻」の印象・イメージが強くなり、遅刻するように実現してくれます。
すべての情報を記憶する性質を活用するポイント
この性質をうまく活用するためのポイントは
「否定+ない」から「肯定+する」に変える
ことです。
たとえば、
- 「遅刻しない」から「時間を守る」
- 「散らかさない」から「片付ける」
- 「タバコを吸わない」から「禁煙する」
という風に。
「否定+ない」から「肯定+する」へ言い換えることで、印象が変わり、その通りに実現するお手伝いをしてくれます。
判断2:自分なのか相手なのか判断できない
潜在意識には「自分なのか相手なのか判断できない」という性質があります。
ムカつくぜ!と人に怒っていたり、不満や苦しみを相手にぶつけても、イライラやストレスは解消されません。
逆に疲れてしまうと思います。
それはなぜかというと、相手に怒っているのに、自分にも怒っていることになるからです。
この間、イライラしていたのか街中でいきなり大声を出す人がいたのですが、ちょうどいい例だなと思いました。
その人にとっては、大声を出すことで溜まっていたフラストレーションを発散することができたかもしれません。
でも周りからすると、「おいおい。ヤベェ奴がいるぞ」という印象を持たれ、距離を置かれてしまいます。
自分のフラストレーションを大声で発散した結果、周りから煙たがられてしまう、そんな感じのようなものです。
怒れば怒るほど、自分に反動がきます。
誰かを攻撃してるはずなのに、実は自分を攻撃している状態になってるのです。
いわば潜在意識は、ドラクエでいう常にマホカンタ状態なのです。
すべての情報を記憶する性質を活用するポイント
この性質をうまく活用するためのポイントは
自分がしてほしいことを相手にしてあげること
ことです。
潜在意識は自分も相手も判断しません。そのため相手に攻撃するほど自分にも攻撃している状態です。
でもこれって逆に言えば、相手のために役立てるように全力Foryouで接すると、自分にも同じようにやってる状態だと判断するのです。
先ほどお伝えした街中で大声を出した人の例のように、自分のことばかり考えて行動すると、結果的に自分が不幸になるのです。
発散したいという自分の満足感を求めるばかりに、周りからは危険な人だから避けたいと距離を置かれてしまうのです。
その教訓から、自分がしてほしいことを相手にしてあげることで、結果的に幸せになっていくのです。
判断3:善いか悪いかを判断できない
潜在意識には「善いか悪いかを判断できない」という性質があります。
潜在意識は、良い習慣だろうと悪い習慣だろうと関係なく、すべてのことを保存します。
だから意識して(顕在意識で)ろ過しないと、常に吸収してしまいます。
すべての情報を記憶する性質を活用するポイント
この性質をうまく活用するためのポイントは
接する情報や、思考、行動全てに注意する
ことです。
つまり「管理2:すべての情報を記憶する」でお伝えした仕入れる情報に注意すると同様に、普段から接するものに注意しないといけません。
潜在意識は、スポンジと同じようなもので、綺麗な水だろうと、ドロドロの油だろうと、すべて吸収します。
綺麗な水を吸収したスポンジでお皿を洗えば汚れは落ちます。
でもドロドロの油が染み付いたスポンジで洗えば、お皿はさらに汚れてしまいます。
ここでいう、お皿は関わる人のことであり、お皿を綺麗にする=人のために役に立つには、普段から何を吸収しているかが鍵になるのです。
だからこそ、接する情報や、思考、行動全てに注意するすることが大切なのです。
潜在意識の役割3:記憶とプログラム
最後に3つ目の役割「記憶とプログラム」を見てみましょう。
記憶では、以下の3つのことを。
- 全体性を重視する
- イメージで覚える
- 既知からの連想
プログラムでは、以下の3つのことを。
- 感情のインパクト
- 繰り返すと習慣になる
- 身近な人をマネする
をやっています。
記憶1:全体性を重視する
潜在意識には「全体性を重視する」という性質があります。
全体性を重視することで、私の嫌いな未知のものを排除できるし、物事をシンプルに扱えるようになります。
たとえばリングや呪怨といったホラー映画を思い出してみてください。
それらのホラー映画を初めて見るときって、どこで何が起こるかわからなくて、怖いじゃないですか?
でも一度全部見てしまうと、どのタイミングで何が起こるのかわかるため、初めて見る時よりも怖さが減ると思います。
映画に限らず、旅行でもそうです。
初めて東京まで車で行くってなったら、ナビがないと道が合ってるかわからず不安になるじゃないですか?
でもナビが案内してくれると、今どの辺にいるかもわかるし、スタートからゴールまでの道のりも見えてて、安心ですよね。
そんな感じで潜在意識は、全体像がわかると安心するんです。
また全体像がわかると、情報をシンプルに扱えるようになります。
たとえば「茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県」と6つ覚えるのは複雑ですが、「関東地方」とまとめるとシンプルになり覚えやすいくなります。
つまり、1つだけにフォーカスすることができるのです。
このように全体性を重視することで、潜在意識は安心・安全な状態をつくろうとするのです。
全体性を重視する性質を活用するポイント
この性質をうまく活用するためのポイントは
メタ認知で抽象化して、マインドマップで階層化
ことです。
先ほどの例でいうと、「茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県」を「関東地方」とまとめるとシンプルになります。
これはグーグルマップの縮小(ズームアウト)しているようなもので、6県が1つの地方として抽象度が上がっています。
このように抽象度を上げることでシンプルにできます。
逆にマインドマップで階層化とは、グーグルマップの拡大(ズームイン)しているようなものです。関東地方という1つをズームインすると、6県が見えてきます。
そんな感じで、活用していくのです。
【What’s マインドマップ】マインドマップはイギリスの著述家トニー・ブザン氏が開発した、情報や思考を整理するためのツールです。
頭の中にある思考やアイディアを視覚化する手法で、脳内のニューロンと同じような構造で書くため、記憶しやすいのです。
マインドマップを使うと、抽象化した1つのテーマから枝分かれして階層化するため、記憶が繋がりやすくなります。
たとえば、肉、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、お湯、カレー粉という風に、バラバラに情報があると一体何のことかわかりません。
でもそこに「料理」というテーマがあると、「カレーに必要な材料のことね」という風に判断できます。
バラバラな状態だとパニックですが、1つにまとまっていると、全体像が見えて落ち着くのです。
このように潜在意識の力をうまく活用するには、メタ認知で抽象化して、マインドマップで階層化ことが大切なのです。
余談ですが、抽象度を上げる視点は3つあります。
それが
- What型
- How型
- Why型
です。
抽象度を上げる視点:What型
What型は、「一言でいうとなに?」です。
たとえば、「空から降る水の粒」は「雨」になるし、「茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県」は「関東地方」になります。
こういった感じで、「一言でいうとなに?」と考えて抽象化するのが、What型です。
抽象度を上げる視点:How型
How型は、「どんな特徴なの?」です。
たとえば、RPGゲームでは属性という機能があります。属性は相性のようなもので、その組み合わせによって効果が倍増したり減ったりします。
この特徴を抽象化すると、「人によってアプローチ方法を変える」ことという風になります。
こういった感じで、「どんな特徴なの?」を考えて抽象化するのがHow型です。
抽象度を上げる視点:Why型
Why型は、「なぜ●●なの?」です。
たとえば、新海誠監督の君の名は。や天気の子は、なぜ話題になっているの?とか、毎朝掃除しても次の日にはホコリが溜まっているのはなぜなの?といった感じです。
映像が美しい。日本人に馴染みのあるメッセージ性が強い。とかなんとか。
こういった感じで、「なぜ●●なの?」という問いを持ち、理由や背景を考えて抽象化するのがWhy型です。
記憶2:イメージで覚える
潜在意識には「イメージで覚える」という性質があります。
たとえば「実家」を思い出してみてください。
すると「実家」という文字よりも先に、「実家」の外観や周りの景色、部屋の感じといったイメージが思い浮かぶはずです。
「俺は海賊王になる」と言ってみてください。
すると、「俺は海賊王になる」という文字よりも、先にルフィが両手を天に伸ばしてドンっ!となってるイメージが思い浮かぶはずです。
このように、文字よりもイメージで記憶しているのです。
イメージで覚える性質を活用するポイント
この性質をうまく活用するためのポイントは
イラスト、カラフル、図解で覚える
ことです。
初めてのことほど、マンガやTV番組、初心者向けのイラスト・図解がたくさんある本を活用するのが良いのです。
なぜなら潜在意識は文字よりもイメージで記憶するからです。
つまり、エンタメから取り入れるのがハードル低くてカンタンだし、イメージが強いので記憶に残りやすいのです。
これを応用すると、自分の理想像も文字で書くよりも、イラストや理想の人物像のイメージを貼って、毎日見ている方が臨場感が現実よりも理想にシフトしやすくなるのです。
このように潜在意識の力をうまく活用するには、イラスト、カラフル、図解で覚えることが大切なのです。
記憶3:既知からの連想
潜在意識には「既知からの連想」という性質があります。
まったく知らない、やったことないことをやるのは心配だし、不安になることってあると思います。
たとえば「かけ算」を初めて習った頃を思い出してみてください。
かけ算初心者の頃は、1桁のかけ算でヒィヒィ言ってた人も多いはず。
でも成長すると10桁のかけ算が出ても、1桁のかけ算を必死に覚えているときのように苦労せず解答できるはずです。
「自動車の運転」もそうです。初めての頃は、車線変更するだけでもヒヤヒヤもんですが、毎日乗っていると慣れてきます。
たとえ新車に変えても、初心者のようにヒヤヒヤしながら運転するかというと、そうじゃないはずです。
このように、潜在意識は既に知っていることから派生していくほうが楽なのです。
車線変更をするのと同じです。
片側4車線ある大きな道路を1車線目から4車線目へ一気に変更するのは難しいです。
でもすぐ隣の2車線目へ変更するのはカンタンです。
既知からの連想とは言い変えると、「馴染みがあるものから始めていくこと」とも言えます。
既知からの連想の性質を活用するポイント
この性質をうまく活用するためのポイントは
ストーリーや語呂合わせを使う
ことです。
たとえば、「1192年」と言えば「いい国作ろう鎌倉幕府」です。
「ノーモーナヤミムヨー」 と言えばリーブ21の電話番号「0120-783-640」。
そんな感じで、ストーリーや語呂合わせを使うとと記憶に残りやすいのです。
そう言えば昔、テレビ番組マジカル頭脳パワー!!で「バナナといったら黄色」とかやってた「マジカルバナナ」というゲームがすごく流行りました。
あのゲームはもろに「既知からの連想」です。
ストーリーや語呂合わせを活用すると記憶に残りやすいのですが、そこで意識しておきたいことがあります。
それは「大から小へと流れていくように覚える」ということです。
肉、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、お湯、カレー粉 = カレーライス
と覚えるよりも、
カレーライス = 肉、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、お湯、カレー粉
と覚える方が記憶しやすいのです。
なぜなら潜在意識は全体性を重視するためです。
イメージで全体を把握しながら、既知からの連想で枝葉が伸びて行くようにすると、記憶しやすくなります。
つまりマインドマップは潜在意識へアクセスできるツールということです。
このように潜在意識の力をうまく活用するには、ストーリーや語呂合わせを使うことが大切なのです。
プログラム1:感情のインパクト
潜在意識には「感情のインパクト」という性質があります。
たとえば、初告白・初キス・初エッチといった「初体験」って、何年経っても覚えている方って多いのではないでしょうか?
なぜ覚えているかというと、「インパクトが強かったから」です。
潜在意識は、体験したことが良い・悪いか判断しません。
命を守るためにすべてのインパクトが強かったことは物理的・精神的問わず一発で記憶するのです。
感情のインパクトという性質を活用するポイント
この性質をうまく活用するためのポイントは
感情に残るエロ・グロ・ナンセンスに絡める
ことです。
人は
- エロいこと
- グロいこと
- ナンセンス(しょうもないこと)
は、感情に強烈に残りやすいのです。
たとえば、学校や家で何時間も勉強した数学の公式よりも、可愛い女優の名前の方が覚えているのです(笑)
そのため、エロいこと、グロいこと、ナンセンス(しょうもないこと)に絡めて、ストーリーや語呂合わせすると感情に強烈に残り、記憶しやすくなります。
パソコンが使えないおじちゃんがなぜパソコンマスターになれたのか?
本当かどうかはわかりませんがこんな話を聞いたことがあります。
パソコンでネット検索すらうまく使えないおじちゃん社員が多い会社がありました。
その会社では、これからの時代に向けて、パソコンが使えない社員が多いのは痛すぎるという悩みを抱えていたのです。
みんなパソコンを使えるようになって欲しいとは言っても、
というネガティブな意見を言うおじちゃんが多く、状況は一向に改善しませんでした。
そこでその会社はある取り組みをはじめたところ、パソコンで検索すらできなかったおじちゃんたちがみるみると上達していったのです。
パソコン教室を会社で開くようになった? 独学で勉強したら報酬を上げるようにした?
いえいえ違います。おじちゃんたちが急激にパソコンの使い方を上達できたのは…
「勤務中にアダルトサイトの閲覧を一定時間だけ許可した」からです。
おじちゃんたちはエロ見たさに、猛烈に検索のトライ&エラーを繰り返します。
さらに「エロ」という共通理念のおかげで、おじちゃんたちの中にコミュニティが生まれ、情報交換により日々アップデートされるのです。
情報を集め、共有してを繰り返した結果、どういうワードで検索したら目的のものが見つかるのかが直感的にわかってくるのです。
そんな日々の努力の積み重ねによって
といっていたおじちゃんたちはネットで検索することをマスターし、会社の状況も変わっていったそうです。
本当かどうかはわかりませんが、「エロは会社を救う」と言う24時間TVのキャッチコピーが使えそうな話ですね。
このように潜在意識の力をうまく活用するには、感情に残るエロ・グロ・ナンセンスことが大切なのです。
プログラム2:繰り返すと習慣になる
潜在意識には「繰り返すと習慣になる」という性質があります。
潜在意識は、何度も繰り返していることは「生きるために必要なこと」と勘違いします。要するに習慣化するのです。
なぜかというと、ランダムな動作やパターンは複雑だからです。潜在意識は複雑なことはコントロールできないため嫌いです。
だから一定のリズムやパターンで繰り返されていることはシンプルで大好きです。命を守るためにやっているんだと勘違いするのです。
繰り返すと習慣になる性質を活用するポイント
この性質をうまく活用するためのポイントは
一つのことを繰り返す
ことです。
なぜなら、一つのことを繰り返すほうが成長が早いからです。
たとえば
このように潜在意識の力をうまく活用するには、一つのことを繰り返すことが大切なのです。
プログラム3:身近な人をマネする
潜在意識には「身近な人をマネする」という性質があります。
これはミラーニューロンという人間に備わっている能力の一つです。
赤ちゃんが身近な人の行動を無意識で真似して、勝手に覚えていくのと同じように、僕らも身近な人の行動を吸収して真似しようとするのです。
逆に言えば、身近にいる人・普段よく会う人を尊敬できる人へ変えれば、そのようになっていくとも言えます。
身近な人をマネする性質を活用するポイント
この性質をうまく活用するためのポイントは
モデリングしたい人を何度もみる
ことです。
もしも、実際に身近に尊敬する人がいないときは、壁紙や待ち受け画面などに理想の人を持ってくるのもOK。
似た者夫婦という言葉あるように、お互いが似てくるのは、ミラーニューロンレベルで似てくるからです。
このように潜在意識の力をうまく活用するには、モデリングしたい人を何度もみることが大切なのです。
まとめ
成長を加速するために、潜在意識と仲良くなろう、潜在意識のことを知ろうと言う話をお伝えしました。
この記事で列挙した項目は、一つ一つがバラバラな性質ではなく、つながりあっています。
潜在意識はパソコンを動かすためのOSみたいなのです。人は潜在意識のメカニズムに影響を受けている部分が多々あります。
潜在意識への理解を深めるほど、自分のことも相手のことも理解できるようになっていくので、ぜひなんども見て日常へ転用してみてください。
それでは。