この記事にたどり着いたということは、
それがわかったら、夫婦関係も良くなるはずだっ!
という志を持ち、妻や子供のために今の自分を変えようと努力している旦那さんだと思います。
この記事では、最高の伴侶を目指すために押さえておきたい
『『妻が夫に求めるもの』とは|夫婦関係改善で使える欲求と価値提供』
についてお話させていただきます。
ところで『妻が夫にやって欲しい家事・育児ランキング』というものがあります。
1位から10位まで並べてみると、以下のような感じ。
- ゴミ出し
- 風呂掃除
- 皿洗い
- 子供の学習サポート
- 子供のお風呂
- トイレ掃除
- 子供の学校行事
- 子供の送迎
- 料理
- 布団干し
このランキングを見て
もしそう思ったのなら、ちょっと待ってください。鵜呑みにするのは危険です。
僕はこのランキングを見た時…
と思いました。
なぜならば、僕自身ランキングTOP10のうち、毎日8項目制覇していた人間にも関わらず、妻との激しい夫婦喧嘩が発生して、離婚寸前になった経験があるからです。

イチローを超えた8割のバッティングを披露していたにも関わらず、監督(妻)にボコボコにされたのです。
だから断言できます。
確かにこのアンケート自体は間違いではありません。家事の手伝いをしてほしいと思う奥様達がいるのは事実でしょう。
だがしかしです。夫婦円満への道を歩む上で大事なのは、『妻が本当に求めていることは何なのか?』を理解することにあります。
だからランキングのことをただやっただけでは、本当の夫婦円満への道は歩めないのです。
わかります。そのどうしようもない気持ち、すんごく。
「妻は一体何を求めているのか?」今日はそこを一緒に考えようではありませんか。
この記事を読み終える頃には、妻が求めているものが何かわかり、夫婦関係の改善に向けて前に進んでいけるあなたへと変貌していることでしょう。
極論、今回お伝えする話を知るか知らないかで
- 妻が求めているものを与えられず、笑顔のない冷たい夫婦関係を送るか
- 妻が求めているものを与えられ、笑顔溢れた温かな夫婦関係を送るか
どちらの方向に進むか決まる、そう言っても過言ではありません。
そこでこの記事では、以下の3つのことをお伝えします。
- 人が持つ本質的な欲求
- 与える3つの価値
- 夫婦の助け合い
人が持つ本質的な欲求 – マズローの欲求段階説
妻が求めているものを考えるのって、ちょっと複雑そうで難しいイメージがあるかもしれません。
そんな時はシンプルに考えるために、人の本質的な欲求がわかる「とある説」を採用したいとします。
それが『マズローの欲求段階説』というものです。
マズローの欲求段階説とは、アブラハム・マズローというアメリカの心理学者が1943年の論文「人間の動機づけに関する理論」で発表した、人ならみんな持っている6つに階層化された欲求のことです。
- 自己超越の欲求
- 自己実現の欲求
- 承認(尊重)欲求
- 所属と愛の欲求
- 安全の欲求
- 生理の欲求
この6つの階層ピラミッドの見方はカンタンです。下の階層の欲求が満たされると、1階層上の欲求を求めるようになるというもの。
まずはそれぞれの欲求の意味について解説します。
生理の欲求
たとえば
- 食欲
- 睡眠欲
- 性欲
といったものです。
生きていくために必要なものを極端に失うと、生理の欲求がほかの欲求よりも強くなります。
生理の欲求が満たされると、次は「安全の欲求」が出てきます。
安全の欲求
たとえば
- 安全な家に暮らしたい
- 安定した生活をしたい
- 健康的な状態でいたい
といったものです。
よっぽどの脅威や危険にさらされない限り、この欲求をモチベーションに行動をすることはありません。
安全の欲求が満たされると、次は「所属と愛の欲求」が出てきます。
所属と愛の欲求
たとえば
- 孤独になりたくない
- コミュニティ(組織やチーム)に所属したい
- 他者とつながっていたい
といったものです。
所属と愛の欲求が満たされると、次は「承認(尊重)欲求」が出てきます。
承認(尊重)欲求
たとえば
- 認められたい
- 褒められたい
といったものです。
この承認欲求には「他者承認」と「自己承認」という2つの側面があります。
生理の欲求、安全の欲求、所属と愛の欲求、承認(尊重)欲求の4つが満たされると、次は「自己実現の欲求」が出てきます。
自己実現欲求
たとえば
- 自分の思う道を生きたい
- あるべき自分になりたい
といったものです。
ちなみに、どれだけ自己実現以外の欲求が満たされても、人は自分に適していることをしない限り、新しい不満がどんどん出てきて、落ち着かなくなってきます。
自己超越欲求
これまでの5つの欲求は「自分のための欲求」で、自己超越の欲求は「自分以外の他者のための欲求」になります。
一言でいえば「他者の幸せが自分の幸せという一体感のある状態」のことです。
ここまでマズローの欲求についてご紹介しました。
本題はここからです。妻が求めていることについて考えていくために、先ほどご紹介したマズローの欲求を、現代に当てはめて考えてみましょう。
時代背景と欲求のつながり
ほとんどの場合、現代で求められているのは承認欲求から上の上位の欲求です。
なぜなら、現代は生きるか死ぬかの戦国時代ではありません。ほとんどの人は、家がないこともないし、女性もどこかの会社(コミュニティ)に所属して活躍するのが当たり前の時代です。
つまり低層の欲求である
- 生理の欲求
- 安全の欲求
- 所属と愛の欲求
これらは、現代ではすでに満たされている状態だと考えて問題ないでしょう。
何よりもFacebookやInstagramといったSNSが流行ってるのは、「他者に認められたい」という承認欲求、いわば心の充足を求めているからに他なりません。
ということは、『承認欲求を満たすために妻の心に目を向けることが大事』だということが見えてきます。
取り扱い厳禁な承認欲求
ただ、承認欲求は取り扱いに注意しなければいけません。
その理由を説明するために、先ほど紹介したマズローの欲求を大きく2つの領域に分けたいと思います。下記の図の赤い点線の下と上ですね。
欠乏欲求と成長欲求とは一体なんなのかを解説します。
欠乏欲求
この欠乏欲求には次の2段階があります。
- 物的欲求(物を所有したいなど)
- 精神的欲求(人に認めれたいなど)
物的欲求
生理の欲求と安全の欲求は、物質面を満たそうとする「物的欲求」です。
モノを買うこと、モノを所有することによって満たされる欲求だからです。
物質的な欠乏感がこの欲求を生みます。
精神的欲求
所属と愛の欲求と承認欲求は、精神面を満たそうとする「精神的欲求」です。
つながりを求める、人から認められるといった見えないモノによって満たされる欲求だからです。
精神的な欠乏感がこの欲求を生みます。
成長欲求
成長欲求(存在欲求)は物質的にも精神的にも満たされている状態なので、自分の成長や誰かのために貢献したいということがモチベーションになります。
そして僕は夫婦円満を目指すにためには、欠乏欲求から成長欲求へとシフトしていくことが大事だと考えています。
欠乏欲求は自分一人では満たすことができない欲求です。
スマホのバッテリーみたいなモノで、外から給電しない限り、動けなくなります。
求めれば求めるほど、より質の高い承認欲求へと走り出してキリがありません。そして最後に待っているのは「他者への依存」です。
認められるから、褒められるから行動する、逆に認められない、褒められないなら行動しない、そんな風になってしまうのです。
だから、欠乏欲求をある程度満たしたら、成長欲求へとシフトしていくことが必要だと考えています。
夫婦関係の価値と価値の交換 – 与えるもの間違っていませんか?
そしてシフトさせていくために夫婦間で避けて通れないのが、『価値を提供する』という考え方です。
価値を提供するというとビジネスのように聞こえますが、夫婦も無意識のうちに「価値と価値の交換」をしています。
価値と価値の交換とはたとえば、コンビニでお金出したら、ジュースが手に入るといった行為のことですね。
じゃあ夫婦はどんな価値を交換しているのでしょうか?
一般的には、旦那は「仕事」をしてお金を稼いで家を守るという価値を提供しています。またちょっとした家事や育児で妻のフォローなどです。
一方で、奥さんはすべての家事と育児という価値を提供していますよね。
一見するとお互いに役割分担して価値と価値の等価交換をしているように見えます。
でも実はこれ、表面的で本当は価値と価値の交換ができていない可能性が高いのです。
3種類の価値
価値を提供することを考える時、すべてのモノゴトの価値は3種類に分類することができます。
- 機能的価値
- 情緒(感情)的価値
- 自己表現的価値
これはアメリカの経営者のデイヴィッド・アーカー、通称「ブランドの神様」と呼ばれる人が定義したものです。
それぞれの価値について見ていきましょう。
機能的価値とは
iPhoneで言うと、
- 通話
- メール
- ゲーム
などの機能的なものです。
夫婦関係に置き換えると、『その人の持つ本来の役割』のことです。
たとえば、
- 旦那さんなら仕事してお金を稼いで家族を守ること
- 奥さんなら家事と育児で家族を守ること
といった感じです。
情緒(感情)的価値とは
iPhoneで言うと、
- かっこいい
- シンプルでクール
- スタイリッシュ
といったモノです。
夫婦関係に置き換えると、『パートナーの心の中で生まれるプラスの感情』のことです。
たとえば、一緒にいて
- 楽しい
- 落ち着く
- ワクワクする
といった感じです。
自己表現的価値とは
iPhoneで言うと、
- 持っているだけでクールな人に見られる
- トレンドに敏感な人に見られる
といった感じです。
他にも、根はクソ真面目なのに学校で悪そうな人と仲良くしてると、その人も悪そうに見えるといったものも、自己表現的価値と言えます。
夫婦関係に置き換えると、『パートナーと一緒にいることで表現できる自分の姿』のことです。「印象」といってもいいかもしれません。
たとえば、一緒にいるだけで
- 毎日笑顔でいられる(明るい自分を表現できる)
- 子供に愛情を注げる(心の余裕がある自分を表現できる)
- あなたがいるだけで幸せ(毎日幸せを感じる自分を表現できる)
といった感じです。
旦那が与えていない妻が求める価値
過去の僕は、こう思っていました。
でも蓋を開けてみると、実は価値と価値の交換ができていませんでした。
冒頭で紹介したランキングを8割こなしていたにも関わらず、夫婦喧嘩が起きてしまったのは…
機能的価値(目に見える価値)しか与えていなかったからなんです。
つまり言ってしまえば奥さんは別に
- ゴミ出し
- 風呂掃除
- 皿洗い
- 子供の学習サポート
- 子供のお風呂
- トイレ掃除
- 子供の学校行事
- 子供の送迎
- 料理
- 布団干し
などをして欲しいわけじゃなかったということです。
もちろんやらないよりはやったほうがいいですよ。ただランキングを鵜呑みにして機能的価値だけ与えても、不満は消えないんです。
それはなぜかというと、僕ら旦那が「プラスの」感情的価値や「プラスの」自己表現的価値を与えていないからです。
むしろ、マイナスの
- 「イライラする」「虚しくなる」といった感情的価値を与えている
- 「私は不幸」といった自己表現的価値を与えている
可能性もあります。(僕の場合はそうでした。)
そこには心の特性が関係しています。
心の特性|感情の振る舞い
人の心には心の中にあるプラスとマイナスの割合によって振る舞いが変わるという特性があります。
心には「喜怒哀楽」があります。これはプラスとマイナスに分けると次のようになります。
そして心の中にマイナスが多いと、いくらプラスを入れてもマイナスになります。
逆に心の中にプラスが多いと、プラスを入れたらプラスになり、マイナスを入れてもプラスになります。
つまり、夫婦関係が悪くなるのは妻の心の中にマイナスが多くあるからです。
機能的価値の家事や育児をいくら手伝ったとしても、そもそも妻の心の中にマイナスが多ければマイナスな印象を与えることにしかならないからです。
そういった妻をマイナスな心の状態にした原因は、日々の僕たち旦那の
などだったりします。
分離の状態は床に落ちた抜け毛と同じようなもので、もともとは頭に生えていた(人体と統合された)毛も、分離してしまうと気持ち悪くなってしまいます。(ゴミになる)
じゃあ一体どうしたら妻の心のマイナスを減らして、一体感のある夫婦関係へと変えていけるのか?
それを考えるためには、今「妻とどんな関係なのか」を少し考えてみましょう。
あなたの夫婦はどんなチームなのか?
妻との関係をイメージしやすいように、仕事に置き換えて考えてみましょう。
僕たち旦那は、「幸せな夫婦関係を築く」というプロジェクトを動かすチームリーダーだと見立ててみます。
そして家族(妻)は、そのプロジェクトメンバーです。
次の3つのうち、どんなチームをつくることができたらプロジェクトは成功しそうだと思いますか?
- 役割分担していてお互いに助け合わないチーム
- 役割分担してないけど、お互いに助け合うチーム
- 役割分担してるけど、お互いに助け合うチーム
①役割分担していてお互いに助け合わないチーム
自分の仕事はちゃんとするけど、困っている人がいても手伝わないチームです。
仮に手伝っても、「手伝ってやってる」という上下関係がある感じのチームですね。
②役割分担してないけど、お互いに助け合うチーム
誰が何をするのか決まってないチームです。
助け合うけど、お互いに「何したらいい?」「えっ?わかんない」と言っているような感じのチームですね。
③役割分担してるけど、お互いに助け合うチーム
役割をちゃんとこなす上に、プロジェクトを成功させるために、困っている人がいたら手助けするチームです。
同じ方向性をみて、役割という垣根を超え相手のために主体的に働くという感じのチームですね。
対立意識が奪い合う夫婦関係をつくる
なんとなく、①は冷たい、③は温かい、②は中位の温度感というイメージがありませんか?
多くの家庭は①の「役割分担していてお互いに助け合わないチーム」が多いと言ってもいいかもしれません。
もちろん過去の僕もそうでしたし、知り合いの夫婦も、実家の両親も同じ感じですね。
夫は仕事、妻は育児と家事という風にスパッと割り切って、相手がいくら困っていても手助けしない。
手助けしないというか「それはお前の役割だろ」という線を引いた対立意識を持っている感じです。対立意識があると、極端な表現で言えばこんな感じになります。
もしくは
こんな風にお互いが「もっとよこせよ!(お前のエネルギーをくれよ)」という奪い合う関係ができます。(分離した状態です。)
これだとプロジェクトはうまくいきそうにないですよね…
最近の流行の言葉でいうと「心理的安全性が低い夫婦」という感じですね。
じゃあ僕たちが目指すべき夫婦関係はどんなチームなのか?
それが③の「役割分担してるけど、お互いに助け合うチーム」です。
そしてこの『助け合う』ということが妻に、「プラスの」感情的価値や「プラスの」自己表現的価値を与えることになります。
夫婦にとって助け合うとは何か?
助け合うと聞くと、
と思うかもしれません。もちろん上記も含まれますが、もっと大事なことがあります。
それは
妻のことをどれだけ(心から)わかろうとしているか
ということです。
それは家事や育児という妻としての役割や「何をしてくれるか」という行為レベルではなく、一人の女性、人間、存在としてです。
妻が感じているのは
- 得意なこと
- 苦手なこと
- 悩んでいること
- 困っていること
- 不安なこと
- 喜びを感じること
- 悲しみを感じること
- 愛情を感じること
といったこれらを心から理解して欲しい、ただそれだけなのです。
それを知ろうとしないことには、夫婦の関係は埋まらないのです。
【愛の道】
愛情とは、みること。
見よ。視よ。観よ。回よ。看よ。
み尽くすことが、愛の道。— ゆにわ塾@北極流 (@hokkyokuryu) April 30, 2020
という言葉があるように、愛情を注ぐスタート地点は「他者(妻)に関心を寄せる」ことからです。
それはつまり
妻は自分に何を与えてくれるのか?
という視点ではなく
自分は妻に何を与えられるか?
という視点で考えるということ。
その視点に立つからこそ、感情的価値や自己表現的価値を与えて妻の心を満たしていく(自己重要感を満たす)ことができるのです。
僕は妻に
と、言われたことがあります。
今ならその理由もわかります。「妻は自分に何を与えてくれるのか?」という自己中心的な視点で見ていたからに他なりません。
自分のことばっかり考えてたら、妻のことは全然わかりません。
そして妻のことがわからないことには、妻を心から喜ばせることも、支えることも、手助けもできません。
逆に言えば、妻のことがわかると喜ばすことも、支えることも、手助けもできるのです。
だから妻のことを理解せずにランキングの内容をやっても、僕みたいにただの過干渉になっちゃうんですよ。
全然喜ばないし、小言や文句言われるし、殴られるし、真に妻を助けることにはならないのです。
妻を助けるとは、『妻が助けて欲しいと望んでいることをすること』なのです。
共同体感覚と横の関係
妻を助けるために必要なのが、「共同体感覚」を持つことです。
共同体感覚とは、妻のことを敵ではなく仲間、つまり一つの大きな共同体と見なすという感覚です。『夫婦とは運命共同体である』とはよく言ったものですよね。
そして共同体感覚に必要なのが、縦の関係ではなく横の関係です。
縦の関係というのは、妻のことを自分に都合よく動いてくれたかどうかで評価する関係です。たとえばこれは褒めることも当てはまります。
褒めるという行為の裏には、『相手を自分の思いのままに操作したい』という思いがあります。
なぜなら褒める時というのは、自分にとって良い・悪いという物差しで評価することになるからです。
それはつまり、自分に都合よく動いてくれたら「良い(褒める)」という評価を下し、都合が悪ければ「悪い(褒めない)」という評価を下す。つまり自分の思うままに操作したいということになります。
縦の関係になるほど、相手のことを低くみて、余計なお節介をします。
相手が望んでいないことをやってしまおうとするのは、貢献ではありません。それは貢献しているようで、実は「縦の関係」を作る事につながります。
「妻のために!」と思っているようで、実は妻を自分の承認欲求を満たす道具にしてしまっているのです。
横の関係をつくる勇気づけというアプローチ
だから大事なのは、互いに協調し協力し合う「横の関係」です。
そして横の関係をつくるために必要なのが「勇気づけ」です。
「自分を変える」のは、どうあがいても本人にしかできないことです。
だから僕ら旦那ができることは、その手助け(勇気を与える事)だけ。
「ありがとう」と感謝の言葉を伝えたり、「嬉しい」と喜びを伝えたり、「助かったよ」とお礼を伝える。
そうやって妻の心の中にあるマイナスを少しずつプラスに変えていく、自分には価値があると勇気を持ってもらうことしかできないのです。
昔の僕は
って、本当に思って褒めたことありました。でも胡散臭いとしか思われないんですよ。
そもそも心の中にマイナスが多いと、褒めると余計に
って思われちゃうんです。
だから褒めるよりも
と伝えた方が、
ってなるんです。役に立てたという貢献感が埋まり、「自分には価値がある」と勇気を持つことに繋がる。
それはつまり心の中のマイナスがプラスへと少しずつ変わっていくということです。
そうやって、妻の存在自体に価値があるということを心から伝えていくことで、家庭に心からの安らぎを感じるようになる。
そして安らげる場所を互いにつくっていくことが「助け合い」に繋がっていくのです。
どんな男でありたいのか
でもそうはいっても、毎日妻に文句や指摘を口やかましく言われ、そんな気になれないと思うことがあるでしょう。
僕もそうでした。思い出すだけではらわたが煮えくり返り、怒りの感情に囚われて、仕事もままならない自分がいました。
もうこのまま離婚したい、そう思う自分がいました。でもその時期を通り過ぎた今、僕はこう思います。
実はそういう時って、男のステージを上げるための踏ん張り時なんだなと。
もしあの時、離婚して逃げたとしても、同じ課題にまた苦しむことになる、その可能性が大きかったでしょう。
今はあの試練を乗り越えたことで、多少のことでは揺らがない器をつくることができました。それは結果的に仕事にも活きているなと思うことがあります。
じゃあそのために必要なのが何かというと、「どんな男でありたいのかというテーマ」です。
- 「あなたと結婚して私は不幸」と妻に思われるような男でありたいのか?
- 「あなたと結婚して私は幸せ」と妻に思われるような男でありたいのか?
どちらの男でありたいのか?というのが燃えるエネルギーを生みだし、変えられるものを変えていくために必要なものです。
https://fufu-bible.com/potential-energy/
いくらエネルギーを上げても、それでも腹が立つことだってあります。エネルギー下がって、なんで俺ばっかり…と思うこともあるでしょう。
そんな時はリセットする習慣でバットな気持ちをリセットです


これで乗り越えていきましょう。
妻が求めていることまとめ
妻が求めていることをマズローの欲求から考えてみました。
心の充足を求めている妻に、冒頭で紹介したランキングをやるだけでは意味がありません。なぜなら心の中がマイナス多いと意味ないからです。
それよりも先に妻の心に目を向け、関心を向け、勇気づけというアプローチで心からプラスに埋めていきましょう。
心の中にプラスが多ければ、極端な話をいうとランキングのことをやらなくても、妻は幸せな毎日を送れるのです。
もともと8割やっていた僕も今では、妻が助けてくれる部分も増えて、5割くらいになっています。
星の王子さまで有名なアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの名言に、このような言葉があります。
愛とはお互い見つめあうことではなく、共に同じ方向を見つめることである
夫婦になったら、考えることがたくさんあります。
子供のこと、将来のこと、自分たちの関係のこと…その都度いろんな試練が外からも内からも襲ってくるでしょう。
ですが、お互いを見つめ合う(てか睨み合う)縦の関係ではなく、共に同じ方向を見つめる横の関係をつくっていきましょう。
この記事を「最高の伴侶・パートナー」へと繋がる一歩やキッカケにしてもらえたら嬉しく思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。